この記事では、「話し言葉」と「聞き言葉」の違いを分かりやすく説明していきます。
「話し言葉」とは?
話し言葉は「はなしことば」と読みます。
話し言葉というのは、トークに使っているカジュアルな表現です。
例えば「そうじゃないです」や「そうゆうのは、ちがうとおもいます」などが話し言葉にあたります。
とっさに出てくるひと言で、友達の会話文ほどカジュアルではないものの、文字に書き起こすと敬語として成立しにくいグループをあらわします。
「聞き言葉」とは?
聞き言葉は「ききことば」とあらわします。
こちらも耳に入ってくる言葉、口語をあらわしています。
リスニングとして聞き取れる、オフィスや生活シーンに流れてくる会話文を示しています。
「こちらのほうで、よろしいですか」や「おなまえを、いただいてもいいですか」などコンビニのレジ等で使われる言葉も、ひとつの例にあたります。
「話し言葉」と「聞き言葉」の違い
「話し言葉」と「聞き言葉」の違いを、分かりやすく解説します。
話し言葉も聞き言葉も、口頭語と呼ばれるグループに入ります。
書き言葉や文語と呼ばれる、フォーマルなグループに入らないものを指します。
話し言葉や聞き言葉は日常の会話文としてはOKでも、ビジネスメールやビジネス文書に記すと、NGになるものが数多くあります。
たとえば「ら」を抜いたら抜き言葉、日本語の文法に合っていないもの、若者言葉やネットスラングなどがこれに該当します。
自分の発言は間違っていないか、時には落ちついて考えてみることも大切です。
「話し言葉」の例文
・『ぱっと見ましたが、間違いに気づきませんでした』
・『そこに置いてあるハンカチは、お客さんのです』
「聞き言葉」の例文
・『こんな感じで、よろしいでしょうか』
・『レシートの方を、お渡しいたします。お待ちください』
まとめ
「話し言葉」と「聞き言葉」の違いを解説しました。
似ている言葉の差を学ぶと、言葉の知識が広がります。
日本語を正しくマスターして、語彙力の向上に役立てましょう。