この記事では、「公式」と「公認」の違いを分かりやすく説明していきます。
「公式」とは?
「公式」は「こうしき」と読みます。
「公式」は、「おおやけに定められた形式のことや、公的な手続きを踏んで物事を行うこと」です。
例えば、公的な手続きを踏んで行事をする時、「公式の行事」と呼べます。
また「公式」には、「企業や団体などが、正式に認めること」です。
例えば、企業が正式に声明を出すような場合、「公式の見解」と呼ばれます。
さらに「公式」には、「数や式の間に成り立つ関係を、数学上の記号を用いて表示した式のこと」です。
「公認」とは?
「公認」は「こうにん」と読みます。
「公認」は、「おおやけに認めること」です。
国家や団体、政党などが正式に認めることを意味します。
「公認」という言葉が特によく使われるのが、選挙の場面になります。
政党が認めている候補者のことを、「党公認の候補者」と呼びます。
また、スポーツ団体が認めた、競技者の記録は、「公認記録」などと呼ばれます。
「公式」と「公認」の違い
「公式」と「公認」の違いを、分かりやすく解説します。
「公式」には、「企業や団体などが、正式に認めること」です。
一方「公認」は、「おおやけに認めること」です。
この場合、「公式」と「公認」は同じ意味を持つことになります。
しかし、「公式」には「おおやけに定められた形式のことや、公的な手続きを踏んで物事を行うこと」という意味があり、「正しい形式」を意味します。
「公認」は「おおやけに認めること」を意味するため、違う意味を持つ言葉となります。
「公式」の例文
・ 『公式ファンクラブでは、チケットを優先的に配られる』
・ 『公式に当てはめて、計算する』
「公認」の例文
・ 『自治体の公認を得て、行事を行う必要がある』
・ 『団体に公認されると、一般人から信用されやすい』
まとめ
「公式」と「公認」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。