この記事では、「原案」と「原作」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「原案」とは?
すでに提出されている内容を元に、集まった人々が討議するとき取り上げる案を「原案」【げんあん】といいます。
この議論において考え出された案を指し、修正案とはまた違ったものになるのです。
例えば、すでに製作されたアニメの叩き台を指し、元となる「原作」に基づいて考えられた発想を指します。
使い方としては、「原案の最後だけを修正した」と後からまた原作者が面白く書きかえる場合もあるわけです。
「原作」とは?
派生した作品の元になるものを「原作」【げんさく】と呼び、漫画の世界では独創的な発想で作られた物語を指します。
いちから登場人物の設定を行い、考案されたプロットを掲げるのです。
また、脚本ともいい、その場面に沿う背景を考え出して作り出す美術を取り入れるのが「漫画原作」になります。
中には途中で「原作」と内容が変更されて、登場人物がアニメオリジナルになる場合もあるのです。
「原案」と「原作」の違い
ここでは「原案」と「原作」の違いを、分かりやすく解説します。
会議では1番先に考えられて提出されましたが、まだ案が決定されていないものを「原案」といいます。
法律では「原案を一部修正した」というと何をどうしたか具体的に伝えるのです。
もう一方の「原作」は作者が考えた内容を忠実に作品にしたもので、それをまた面白く色づけするため発想するものを「原案」といいます。
漫画ならまったく脚色されていない著作物を指すのです。
「原案」の例文
・『関係者が原案に酷く固執したので、書き換えられなかった』
・『原案には登場人物の性質が詳しく書かれているといい』
「原作」の例文
・『日本語に翻訳される前の原作もまた支持される』
・『改作されていない原作を見る兄の表情が明るい』
まとめ
「原作」を元にしたものに「原案」して、作品を良くしようと考える方法がよくとられています。
どういった物を指すか具体的に学ぶといいでしょう。