この記事では、「平均寿命」と「健康寿命」の違いを分かりやすく説明していきます。
「平均寿命」とは?
「平均寿命」は「へいきんじゅみょう」と読みます。
「平均寿命」は、「零歳時における平均余命のこと」です。
「平均余命(へいきんよみょう)」には「ある国のある年齢の人々が、その後生きられる平均の年数のこと」という意味があり、国勢調査に基づく年齢別死亡率から統計的に算出しています。
この「平均余命」を、零歳の時点から見た場合、「平均寿命」となります。
例えば、「平均余命」が85年の場合は、「平均寿命」は、零歳から見たとき、85年となります。
「健康寿命」とは?
「健康寿命」は「けんこうじゅみょう」と読みます。
「健康寿命」は「平均寿命のうち、健康で活動的に暮らせる期間のこと」です。
WHO(世界保健機関)が提唱した指標で、平均寿命から、衰弱や病気、痴呆などによる介護期間を差し引いたものを指します。
例えば、85年が「平均寿命」で、介護期間の平均年数が10年の場合、「健康寿命」は、75年ということになります。
「平均寿命」と「健康寿命」の違い
「平均寿命」と「健康寿命」の違いを、分かりやすく解説します。
「平均寿命」は、「零歳時における平均余命のこと」です。
一方で「健康寿命」は「平均寿命のうち、健康で活動的に暮らせる期間のこと」です。
このように、「平均寿命」と「健康寿命」は、寿命に関する言葉という共通点があります。
しかし、「平均寿命」は、「生きられる年数」なのに対して、「健康寿命」は、「健康でいられる年数」を意味するという違いがあります。
まとめ
「平均寿命」と「健康寿命」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。