「単純」という言葉は「混じりけがなく、そのものだけの状態」「他の要素が入っていない状態」という意味があります。
ここからは、「単純」という言葉の対義語や連想させる対義語に近い反対語について簡単に説明します。
「単純」の対義語
「単純」という言葉の対義語は「複雑」という言葉です。
「複雑」とは「さまざまな要素が入り混じった状態」「簡単には理解できない事柄」という意味があり、いろんな面や顔を持つことや人などを指します。
どちらの言葉もよく使われており、それぞれの意味を理解しておくことでとても役に立ちますので覚えておきましょう。
「単純」を連想する対義語(反対語)
「単純」という言葉の対義語について説明したところで、次に「単純」という言葉を連想させる対義語に匹敵する反対語を紹介します。
反対語には「込み合った」「ややこしい」「煩雑」「繁雑」などが挙げられます。
どれも「複雑」と同じような意味合いがあり、言い換えることができるので正しいタイミングで会話や文章に取り入れるようにしましょう。
そして、ここから例文を3つ挙げて簡単に説明しますので、意味をしっかりと理解していきましょう。
「現在、社長は込み合った状況にあるため、今日は参加できません。ご了承ください」
この例文の意味を簡単に説明すると、ビジネスで社長にイレギュラーが発生し、時間を要するほど複雑な状況にあるということを伝えています。
当初の予定に参加できない、顔を出すことができないという状況であり、周囲の人に迷惑をかけてしまうことから謝罪の気持ちを込めた言葉も添えています。
「次の問題は簡単なように見えて、とてもややこしい」
次の例文は勉強やクイズなどの問題を解いているときに、一見単純そうに見える問題だが実は深い意味が隠されており難解な問題だという意味があります。
「難解」という言葉も「複雑」に近い意味合いがあり、それを「とてもややこしい」という言葉で表現しています。
「この手続きはとても煩雑で年配の方には難しいように感じます」
次の例文はさまざまな場面で取り交わされる手続きの中で、内容や記入箇所が複雑で理解しがたいことだと伝える意味があります。
実際に若者や年配の方にとっては理解するのが難しく、「改善の必要があるのではないか」という提案の意味も込められています。
まとめ
ここでは「単純」という言葉の意味や対義語、反対語について、簡単に説明してきました。
「単純」そして「複雑」という2つの言葉を使うには、別の意味を持ち、それぞれ違う場面で使われるということを理解して会話や文章に取り入れる必要があります。
例文を参考にして、意味や使い方をしっかりと把握しておきましょう。