「寛大」という言葉の対義語を取り上げて詳しく説明していきます。
さらに「寛大」を連想することになる対義語(反対語)について紹介します。
「寛大」の対義語
「寛大」(かんだい)の対義語は「狭量」(きょうりょう)です。
「寛大」という言葉は、「心が広くて多少の落ち度では他者を責めないこと」を意味しています。
「寛大」には、「慈悲深くてよほどひどくなければ他者の過ちや加害を許す」という意味のニュアンスがあります。
「寛大」とは反対の意味を持っている対義語が「狭量」です。
「狭量」という言葉は、「心が狭くて相手のちょっとしたミスや迷惑も許せない」になります。
「狭量」には「人の小さな落ち度も許せず、厳しく罰しようとする」のニュアンスがあります。
「寛大」を連想する対義語(反対語)
「寛大」という言葉を連想することになる対義語・反対語には以下のようなものがあります。
「厳格」【げんかく】
「厳格」という言葉は、「甘い対応はなくルールを厳しく守らせるスタンス」を意味しています。
「寛大」は反対に、「ルールに違反したとしてもある程度までは大目に見てあげる甘いスタンス」を示唆しています。
二つの言葉の意味の違いから、「厳格」という言葉は「寛大」を連想させることが多いのです。
「器量が小さい」【きりょうがちいさい】
「器量が小さい」というのは、「人物としての器が小さくて、他者のミス・過ちを許したり受け入れたりすることができない」を示唆しています。
反対に「寛大」という言葉には、「人物としての器が大きくて、他者を許すことによって人望を集める」といった意味のニュアンスが備わっています。
そのため、「器量が小さい」は「寛大」をイメージさせる反対語として解釈することができます。
「同害復讐」【どうがいふくしゅう】
「同害復讐」とは、「自分が受けた被害と同じだけの害を相手にも与えること」を意味している言葉です。
「同害復讐」には、「寛大な心で相手からの被害を許す」といったスタンスは含まれていません。
逆に「寛大」には、「自分が攻撃を受けても復讐をするのではなく相手を許して和解する」といった意味のニュアンスが強くなっています。
両者の意味は正反対であるため、「同害復讐」は「寛大」の言葉を連想させやすいのです。
まとめ
「寛大」と反対の意味を持つ対義語は「狭量」になります。
この記事では「寛大」と「狭量」の意味を解説して、「寛大」を連想させる対義語(反対語)として「厳格・器量が小さい・同害復讐」を紹介しました。
「寛大」の対義語・反対語について詳しく調べたいときは、この記事を参考にしてください。
