この記事では、「学生」と「社会人」の違いを分かりやすく説明していきます。
「学生」とは?
「学生」【がくせい】は、に教育機関に籍を置いて学ぶ立場の人を指す言葉です。
また、国によって制度が異なっており、日本では小中学校、高等学校、大学によって学ぶ人の呼び方が変わります。
日本では、大学、大学院、短期大学や高等専門学校で学ぶ人を「学生」と呼びます。
一方、小学校や教育機関の小学部で学ぶ人は「児童」【じどう】、中学生、高校生、教育機関の中学部や高等部で学ぶ人、専門学校生は「生徒」【せいと】と呼ぶことになっています。
また、年齢や教育機関に関係なく「まだ社会に出ていない人」「学校に通う立場の人」というニュアンスで使われることも多く、中学校や高校の制服も「学生服」と呼んだり、中学校や高校の生徒証明証を「学生証」と呼んだりもします。
「社会人」とは?
「社会人」【しゃかいじん】とは、学業を終了して実社会で活動を行う立場の人を指す言葉です。
はっきりした定義はありませんが、一般には学業が本分ではない人で、就業して収入を得ている人、親から経済的に独立して生活している人が「社会人」とイメージされています。
未就学児、学業が本分でもなく就業もしておらず、親に養ってもらっている人は「社会人」には該当しません。
一方、専業主婦のように主婦として家庭を支えている人、一時的に無職になっている人は「社会人」にあたるといえます。
また、高校生や大学生はアルバイトで収入を得ていても「社会人」とはいいません。
働きながら教育機関に通っている人は「社会人学生」とも呼ばれます。
「学生」と「社会人」の違い
「学生」と「社会人」の違いを分かりやすく解説します。
「学生」は学業が本分の立場にある人、「社会人」は学業が本分ではなく、実社会で活動している人という点が両者の違いです。
日本では、大学生や専門高等学校などの「高等教育機関」で学ぶ人を「学生」と呼ぶことになっています。
「社会人」という言葉に、はっきりした定義はありません。
一般には学業が本分で親の保護下にある人に対し、実社会に出て経済的に自立した生活ができる立場の人が「社会人」にあたるといえます。
「学生」の例文
・『親が娘に学生にふさわしい服装をするよう注意する』
・『オープンしたパン屋が盛況で、学生アルバイトを急募する』
「社会人」の例文
・『社会人は、自分の言動に責任を持つことが求められる』
・『悪ふざけをしてしまい、上司から社会人の自覚がないと説教された』
まとめ
「学生」と「社会人」は対比されることが多い言葉です。
「学生」は学業が本分でまだ親の保護下にある人、「社会人」は自立して社会で活動している人にあたります。