「マスク」と「仮面」はいずれも顔に着用するアイテムのことを指しますが、意味の違いはあるのでしょうか。
この記事では、「マスク」と「仮面」の違いを分かりやすく説明していきます。
「マスク」とは?
「マスク」は「顔につける面や仮面」「ガーゼや不織布などで作られた鼻や口を覆う衛生用具」を意味します。
そのほか、「野球における捕手や球審が顔に着用する防具」や「容貌」「顔立ち」といった意味で使われることもあります。
「仮面」とは?
「仮面」は「かめん」と読む言葉で、「人間や動物などの顔をかたどって顔につけるもの」を意味します。
また、「本心や本性などを隠している偽りの姿や態度」という比喩的な意味も持っています。
漢字の「仮」は「一時的な見せかけ」「かりる」などを表し、「面」は「顔」「顔を覆う道具」といった意を示します。
「マスク」と「仮面」の違い
「マスク」と「仮面」の違いを分かりやすく解説します。
「マスク」は「顔に着用する面や仮面」「鼻や口を覆う衛生用具」を意味し、前者は顔面全体を覆うものが多く、後者は顔の一部を覆うものを指します。
「鼻や口を覆うマスク」としては、風邪や花粉対策などに用いられる「家庭用マスク」、感染防止用として医療現場で使用される「医療用マスク」、工場等で防塵対策に使われる「産業用マスク」といった種類があります。
また、「野球のキャッチャーや球審が顔に着用する防具」を意味することもあり、「キャッチャーマスク」と呼ばれます。
そのほか、「マスク」は「容貌」や「顔立ち」を表す言葉でもあり、「甘いマスク」などのように使用されます。
一方、「仮面」は「人間や動物などの顔をかたどって顔面に着用するもの」を意味し、演劇や宗教儀礼、玩具などに用いられています。
また、「本心や本性などを隠すもの」や「偽りの姿や態度」といった意味も含んでおり、「お人好しの仮面をかぶる」などのように使われます。
まとめ
「マスク」は「顔に着用する面や仮面」「鼻や口を覆う衛生道具」「容貌」を示し、「仮面」は「人間や動物などの顔をかたどって顔を覆うもの」「本性を隠している偽りの姿や態度」を示します。
ぜひ身につける道具についての言葉を知る参考にしてください。