この記事では、「事実」と「真理」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「事実」とは?
嘘がまったくなく、実際に起きたと断定できると伝えるのが「事実」【じじつ】です。
しっかりした証拠があるので、誰もが疑いのない事であると伝えられます。
例えば、実話を元にした映画の場合作り話ではなく、本当に起きた問題を赤裸々に詳しく「事実」を描き出すのです。
また、「経験的事実」からぶれない理論を出せば、より相手を説得させられます。
「真理」とは?
まったく間違ったところもなく、掲示された根拠は正確性が高いといえることを「真理」【しんり】といいます。
誤ったところもなく、正しく受け入れた内容であると伝えられるのです。
使い方としては、「真理は一つしかない」というように、2つも揃うのはありえないと言い切れます。
このように物事の筋道が通っていて、明確に真実を伝えられると言えるのです。
元々は隠されたものと戦って我が物にするというアレーテイアーからきています。
「事実」と「真理」の違い
ここでは「事実」と「真理」の違いを、分かりやすく解説します。
偽りがなく、本物だと伝えるのが「事実」です。
部下が伝える内容が本当であれば、それは「事実」になり、信用がおける情報となります。
たいていは「事実」があるからこそ正しい結論が出されるので、とても重要な要素ともなるのです。
もう一方の「真理」は筋の通った根拠であると言えます。
また、「事実」よりもまこと道理であるところに焦点を当てたところと、宗教上では永久に変わらない根拠を指すのです。
「事実」の例文
・『事実をよく確かめてから事件を起こした犯人を問いただす』
・『まだ会社が倒産しないと楽観視する社長に事実を伝えた』
「真理」の例文
・『長年の探究により、彼らはやっと真理に辿り着いた』
・『真理に基づく専門家の議論はより正当性を感じさせる』
まとめ
事件や宗教といったものでよく使われていますが、どういったとき使えばより偽りがないものとなるか学んでみるといいでしょう。