この記事では、「会員」と「委員」の違いを分かりやすく説明していきます。
「会員」とは?
「会員」は「かいいん」と読みます。
「会員」は、「ある会に加わっている個人または法人のこと」です。
ある団体や組織に登録することで、サービスや特典を受けることができる人のことを、「会員」と呼びます。
例えば、ゴルフクラブでは、「会員権」を購入し、「会員」になることで、優先的にゴルフ場でプレーすることができるという特典を得られます。
スポーツジムの「会員」や、カード会社の「会員」は、優先的にジムを使用できる特典を受けられたり、ポイントを授与されるというような特典を得られます。
「委員」とは?
「委員」は「いいん」と読みます。
「委員」は、「国家や、公共団体その他の団体において、選挙または指名を受け、特定の事項の調査や処理に当たる人のこと」です。
国政では「予算委員会」などに参加する人を、「委員」と呼びます。
また、「議論や権限の執行を委任された人のこと」という共通の意味があります。
例えば、学級委員は、クラスに関する権限を持っている人を意味します。
「会員」と「委員」の違い
「会員」と「委員」の違いを、分かりやすく解説します。
「会員」は、「ある会に加わっている個人または法人のこと」です。
一方の「委員」は、「国家や、公共団体その他の団体において、選挙または指名を受け、特定の事項の調査や処理に当たる人のこと」です。
このように、どちらも組織内の人を意味する言葉という共通点がありますが、「会員」は「組織に所属している人」を意味するのに対して、「委員」は、「組織から選任された人」を意味するという違いがあります。
「会員」の例文
・ 『会員制クラブの、会員になる』
・ 『祖父はこのクラブの、名誉会員だ』
「委員」の例文
・ 『映画を製作するための、委員会を作る』
・ 『環境委員として、地域の環境を守る』
まとめ
「会員」と「委員」の違いについて見てきました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。