この記事では、「仕舞う」と「片付ける」の違いを分かりやすく説明していきます。
「仕舞う」とは?
「仕舞う」は「しまう」と読みます。
「仕舞う」は、「続いていた物事を、そこで終わりにする」という意味があります。
例えば、続けていた仕事を終わりにする時、「仕事を仕舞う」と言います。
商売を辞める場合も、「店を仕舞う」などという文章にできます。
さらに「仕舞う」には「終わりになる」という意味があります。
例えば、花見の季節に、花見をする前に桜が散ってしまった場合、「花見をせずに仕舞った」などと表現できます。
さらに「仕舞う」には、「使用したもの、大切なものなどを元の場所や入れ物などの中に納める」という意味があります。
かたづける。
「夏服を仕舞う」などという文章にできます。
「片付ける」とは?
「片付ける」は「かたづける」と読みます。
「片付ける」は、「物を、適当な場所にきちんと入れ納めること」です。
乱雑に置かれている物をまとめ整えるような場面で、「片付ける」という言葉を使います。
また「片付ける」には、「仕事をすっかり終わらせる」という意味があります。
「宿題を片付ける」などという文章にできます。
物事をうまく処理する。
さらに、「片付ける」には、「嫁入りさせる」という意味や、「じゃまになる者をいなくする」という意味があります。
「仕舞う」と「片付ける」の違い
「仕舞う」と「片付ける」の違いを、分かりやすく解説します。
「仕舞う」には、「使用したもの、大切なものなどを元の場所や入れ物などの中に納める」という意味があります。
一方で「片付ける」は、「物を、適当な場所にきちんと入れ納めること」です。
この場合、どちらの言葉にも同じ意味があり、言い換えることができます。
しかし、「仕舞う」には、「続けていた物事を終わりにする」という意味があり、「片付ける」には、「嫁入りさせる」という意味があるなど、それぞれまるで違う意味があるという違いがあります。
「仕舞う」の例文
・ 『経営不振で、会社を仕舞うことにする』
・ 『ガラクタを、段ボールに仕舞う』
「片付ける」の例文
・ 『散乱した本を、片付ける』
・ 『彼は上手に、トラブルを片付けた』
まとめ
「仕舞う」と「片付ける」の違いについて見てきました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。