ここでは「忘れないように」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「忘れないように」とは?
「忘れないように」は、2つの使い方ができる表現です。
意味としては、何かを忘れることのないように、と用いられますが、「明日は14時から会議なので、忘れないように覚えておこう」などと、自分がそうすると使う場合と、「これは大事なことなので忘れないようにしてください」といったように、誰かに対してそうして欲しいと用いることができます。
自分に対して使う時には、独り言になると考えてよく、文章で用いるのではなく、このように自分に言い聞かせるようにつぶやくといった具合で使うことになります。
「忘れないように」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「忘れないように」を誰かに対して用いる時には、このままだと失礼になる場合が少なくありません。
特にビジネスシーンで他社や上司などの目上の人を相手に使う際に、「忘れないようにしてください」ではそうなってしまうことが多いため、「お忘れになりませんよう、よろしくお願いいたします」といったような使い方をする場合が多いです。
ここまで丁寧にはしない、「お忘れにならないように」という形で用いることも多く、ビジネスでは元の「忘れないように」より、そちらでよく見聞きします。
「忘れないように」を使った例文
・『明日はこれを持っていかないといけないので、忘れないように今からカバンに入れておこう』
・『次回は今までとは違って10時からですので、それを忘れないように覚えておいてください』
「忘れないように」の類語や言い替え
・『忘れませんよう』
「忘れないように」と使うより丁寧で、「お忘れにならないように」とするよりは砕けた形がこの表現になります。
こちらであれば、「そちらを忘れませんよう、ご注意ください」などと目上の人に用いても失礼になることはまずないため、必要以上に堅くはしたくない場合に使ってください。
まとめ
「忘れないように」は、自分がそれを忘れることがないように、という戒めのために用いたり、誰かにそうして欲しいと使うことができます。
後者の場合には、もう少し丁寧にした、類語で挙げた「忘れませんよう」と使ったり、「お忘れにならないように」とすることが多く見られます。