ビジネスでは、どの程度の費用になるか事前に予測しておくことが重要です。
「予算の折り合いがつかず」というフレーズもそれに関わる表現であり、これより解説いたします。
「予算の折り合いがつかず」とは?
「予算」は「予めの算定」という表記の通り、「特定の目的のために使用する金額が、事前にどの程度になるか決めておくこと」という意味です。
一方「折り合い」とは「人間関係のバランスを取ること」や「双方の意見や主張の調整」という意味があります。
そして、それらが上手く行くことを「折り合いがつく」、逆に上手く行かない場合には「折り合いがつかない」という形で表し、今回の「つかず」は「つく」の否定形の一例です。
以上のことから、今回のフレーズは、「予算の調整が上手く行かず」という内容であると言えます。
「予算の折り合いがつかず」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスでこのフレーズが使用されるのは、双方が考える金額の差が大きく、調整がつかないことを表現したい場合です。
また、予算と言っても企業内部の予算の場合もあれば、取引などで外部と関わる予算の場合も考えられます。
企業内部であれば、「福利厚生における予算の折り合いがつかず」という形が考えられる一方、外部との予算であれば、「取引先との契約における予算の折り合いがつかず」のような形が考えられます。
「予算の折り合いがつかず」を使った例文
それでは上記以外に考えられる使用例を以下に挙げてみましょう。
・『現時点では、清掃費に関する予算の折り合いがつかず』
・『予算の折り合いが付かず、途方に暮れています』
「予算の折り合いがつかず」の言い替え
「予算」と「折り合いが付かず」をどう言い替えるかが、言い替え成立のポイントになります。
・「見積もり額の交渉に失敗して」
「予算」を「見積もり(額)」で言い替え、「折り合いが付かず」を「交渉が失敗して」で代用しています。
・「金額面で合意出来ず」
「予算」を「金額について」という意味の「金額面」で置き替えていますが、「予算」の意味で「金額」という言い替えは割と多く見られます。
まとめ
「予算の折り合いがつかず」とは、見積額で双方の意見の調整が出来ないことを意味するフレーズです。