日常の中では時に複雑で分かりにくい状態に対処することもあり、それについては「ややこしい」と表現されます。
何気なく使っている表現ですが、正確な意味や使い方についてを考えてみましょう。
「ややこしい」とは?
物事が複雑になってよくわからないことや、扱いづらい様子、込み入っているので煩わしいわずらわしい状態などを表す言葉です。
「ややこしい」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
取り組む課題があまりに難しすぎたり、人のトラブルに複数の事柄が絡み合っていたり、機械の使い方がとてもむずかしいような状況があります。
それについて「ややこしい」と表現することがあるでしょう。
ややこしいと言うことで、自分にとってネガティブな状態なことを言い表すことができます。
使う場合は、一体何がややこしいのか、ややこしいのでどのようにするかなどを含むことが可能です。
しかしカジュアルな印象のある言葉なので、公式的な会話や文書には、ほとんど登場しません。
公式的に使う場合は、別の堅い表現に言い替える必要があるでしょう。
また人物に対してややこしい人だなどとと言っては、相手の心証を害することになるので注意が必要です。
「ややこしい」を使った例文
・『今回のトラブルは、複数の問題が絡んでいるのでややこしい感じになっています』
・『表示されている路線図は、ややこしいのでよく分かりません』
「ややこしい」の類語や言い替え
「扱いづらい」は、上手く取り扱って行くことが難しい状況を表しています。
「複雑」は、物事や関係が込み入っているとの意味です。
「複雑怪奇」は、物事が込み入って普通の理解を超えている状況を表しています。
「厄介」は、扱いに手数がかかって煩わしいことです。
「面倒」は、複雑で煩わしいという意味があります。
「矜羯羅がる(こんがらがる)」は、物事が絡まっていることや、物事が入り乱れてややこしい状態のことです。
「解決が困難」は、物事をうまく処理するのが難しいことを表しています。
まとめ
込み入っていて煩わしい状況など、ネガティブな意味を持っているのが、「ややこしい」との言葉です。
これはカジュアルな言い方なので、公式的な表現としては、ほとんど使われることがありません。
言い替える場合には、「複雑」などの候補から選んでみるのが良いでしょう。