「受託」と「請負」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「受託」と「請負」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「受託」「請負」の違いを分かりやすく説明していきます。

「受託」とは?

「受託」とは社外の相手から仕事を引き受けることです。

元々は頼まれて引き受けることという意味の言葉で仕事に限らず使われますが、ビジネスでは仕事を頼まれそれを引き受けることという意味で使われるようになり、それが定着しました。

どういった仕事を引き受けるかは問わず、作業を完了させたらお金を支払いますという仕事にも、一定時間ごとに報酬を支払うのでしばらく作業をしてくださいという、何かを完了させるようなものではない仕事も含みます。

「請負」とは?

「請負」とは社外の相手から何かを完了させる仕事を引き受けることです。

請負という場合引き受ける仕事は終わりが決められている仕事で、それを終わらせることで報酬が得られます。

たとえば調子のおかしい機械を直して欲しい、何かのパーツを何百個作ってほしいというような仕事を依頼され、それを引き受けてちゃんと直し終わったり、パーツを必要数納品して初めて報酬が得られるという形です。

仕事としてのゴールが決められていて、そのゴールを達成すると報酬がもらえる仕事を引き受けることが請負と言えるでしょう。

「受託」と「請負」の違い

「受託」「請負」の違いを、分かりやすく解説します。

社外の相手から仕事を引き受けることが「受託」で、社外の相手から何かを終わらせる仕事を引き受けることが「請負」です。

「受託」は修理の完了のようなゴールラインがある仕事も、何個でもいいから物を作って作った分の出来高制のようなゴールラインがない仕事も含みます。

それに対して「請負」は何かを直し終えたら報酬支払いや、必要数を納品したら終了というように、仕事の終わりがしっかりと定められている仕事だけです。

まとめ

社外から仕事を引き受けるならそれがどんな仕事でも「受託」であり、その中でも特にゴールラインや終わりの基準が定められている仕事だと「請負」と言えるという違いです。

仕事終了の基準が定まっていてもいなくても使える「受託」は汎用的に使えて、「請負」はゴールがある仕事だと明確にできるという点で使い分けるといいでしょう。

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