「天日塩」と「天然塩」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「天日塩」と「天然塩」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「天日塩」「天然塩」の違いを分かりやすく説明していきます。

「天日塩」とは?

天日塩とは、天日乾燥する方法で作られている塩のことをいいます。

製法を表しており、使用する原料は様々です。

海水を天日乾燥させて濃縮して塩にする場合もありますし、湖塩水を天日乾燥して作ることもあります。

また、胡塩や岩塩を一旦溶解させてから、天日乾燥して作ったりもします。

海水から作られる天日塩は、メキシコやオーストラリアなどが主な産地になります。

日本でも天日塩は作られていますが、雨が多いので大規模に天日塩を作るのは難しいです。

「天然塩」とは?

天然塩とは、科学的な製法で作られたのではなく塩田で作られたり岩塩など自然に結晶化した塩などのことをいいます。

自然塩と呼ばれることもあります。

科学的な製法で作られた塩は精製塩と呼ばれており、工場などで作られています。

その過程でミネラルなどは取り除かれてしまいますが、天然塩にはミネラルを取り除く工程がないのでミネラルも含まれます。

ただし、天然塩の明確な定義などはありません。

「天日塩」と「天然塩」の違い

天日塩も天然塩も科学的な製法で作られた精製塩とは異なります。

天然塩は塩田で作られた塩や岩塩などのことを指していて、その中でも天日乾燥をする工程が含まれるのが天日塩です。

例えば岩塩はそのまま粉砕して商品とする場合もありますし、水などに溶解してから天日乾燥して岩塩とする場合、溶解したものを釜炊きで結晶化して塩とする場合などがあります。

溶解してから天日乾燥したものは天然塩でもあり、天日塩でもあります。

岩塩をそのまま粉砕したものや溶解した物を釜炊きで結晶化して塩にしたものは、天然塩ですが天日塩にはなりません。

まとめ

天日塩は天日乾燥の製法で作る塩のことで、天然塩は科学的な製法ではなく塩田で作る塩や岩塩などのことです。

天然塩には、天日乾燥以外の製法で作られるものがもあります。

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