「依存」と「中毒」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「依存」と「中毒」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「依存」「中毒」の違いを分かりやすく説明していきます。

「依存」とは?

「依存」【いそん/いぞん】とは、ある物や人に頼りきること、あるいは、ある物事にのめり込んだ状態がやめられなくなることです。

漢字の「依」はたよること、「存」は長く保つことを意味しており、これらを組み合わせた「依存」は何かに頼った状態が長く続く状況を表しています。

「依存」は、精神的、物理的に特定の対象に頼り切った状態となり、それがなければ生活できなくなる状況を表す言葉です。

一般には、欲求を満たすために特定の行動にのめり込んでしまい、やめたくてもやめられなくなってしまう状況を指します。

また、自分でコントロールできず生活に支障をきたす状態を「依存症」と呼んでいます。

主にアルコール、ギャンブル、ゲームなどが挙げられます。

また、アルコールやタバコ(ニコチン)に依存すると「中毒」を起こして健康を損ねるおそれがあります。

「中毒」とは?

「中毒」【ちゅうどく】とは、ある物質を体に取り込んだ際、物質に含まれる成分によって体の機能に障害が起こることです。

漢字の「中」は害のある物にあたること、「毒」は体に害を及ぼす物質を意味し、これらを組み合わせた「中毒」は取り込んだ毒にあたることを表します。

動物や植物に含まれている毒、毒性を持つ化学物質があり、これらを一定以上の量で体に取り込んでしまうと、毒の作用によって体の機能に障害が起こります。

よく知られるものには「急性アルコール中毒」「一酸化炭素中毒」などが挙げられます。

また、「依存」によって摂取することがやめられなくなり、心身の機能に支障をきたす状況を「○○中毒」と呼ぶこともあります。

一例に「アルコール中毒」「薬物中毒」などがありますが、「アルコール依存症」のように「依存症」を使うのが一般的です。

「依存」と「中毒」の違い

「依存」「中毒」の違いを、分かりやすく解説します。

これらは、ある物にのめり込んでしまい、心身の健康や生活に支障をきたすほど影響を受ける、という点が共通しています。

また、以前は「アルコール中毒」と呼んでいた病気が現在は「アルコール依存症」と呼ばれているように、「依存」「中毒」は同じニュアンスで用いられることもあります。

ただし、それぞれの持つ意味は異なります。

「依存」は、自分の意思でやめられなくなるくらい、ある物事にのめり込んでしまう状況を指す言葉です。

一方、「中毒」は、有害な物質を一定の量以上取り込んだため機能に障害が起きることを指しており、「依存」とは意味が異なります。

「依存」の例文

・『現代の若者はスマホに依存していると言って過言ではない』
・『アルコール依存症の治療に専念するため入院する』

「中毒」の例文

・『コーヒーを常飲する人はカフェイン中毒になりやすい』
・『子どもの頃からテレビが大好きな兄はテレビ中毒になっている』

まとめ

「依存」「中毒」は言い換えられることもありますが、互いの意味は異なります。

「依存」すると特定の有害なものに接触する機会が増えるため「中毒」が起きるのです。

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