この記事では「お伝えし忘れておりました」について解説をします。
「お伝えし忘れておりました」とは?
知らせるつもりだったのに、うっかりそれをしなかったことがある、という意味です。
「お伝えし」は「お〜する」の形で謙譲の意を表しています。
「お」のついた動詞の連用形の後に「する」を続けると、謙譲の意になり、その動作が及ぶ相手を敬います。
「忘れる」は、やるべきことをしないでいるという意味です。
「ており」は「ている」を丁寧な表現にしたものです。
「お伝えし忘れておりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、伝えようと思っていたことがあるのに、それを伝えていなかったときに用います。
この後には、知らせるはずだった事柄を述べます。
伝えるべきことがあるなら、それを知らせておきましょう。
その人と別れる直前であっても、ある事柄を思い出したなら伝えてください。
それを知らせておかないと、自分側にも相手側にも不都合が生じてしまうかもしれません。
別れてから気がついた、相手が急いでいたといったときは、メールで伝えるとよいでしょう。
また忘れてしまうといけないので、思い出したときに行動するようにします。
店で買い物をした客に「クーポンがあります」と伝え忘れていたときは、また次回訪れたときに伝えてもよいでしょう。
「お伝えし忘れておりました」を使った例文
・『申し訳ありません。お伝えし忘れておりました』
「お伝えし忘れておりました」の返答や返信
知らせるべき事柄がこの後に述べられるので、その内容を把握してください。
知らせてくれたというその行為に対しては、お礼を述べるとよいでしょう。
伝えられた内容に対して返答が必要なこともあるので、そのときにはそれへの返事を伝えてください。
別れるとき急いでいてこの言葉をいわれても、じっくり聞いていられないこともあると思います。
その場合は、差し支えないなら後でメールをしてもらうとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、知らせずにいた事柄があったときに用いるものです。
それを伝えるべきならば、後からでも知らせるようにしましょう。
思い出したら早めに伝えることが望ましいです。