この記事では、「お寂しいことと存じます」の使い方に関して解説します。
「お寂しいことと存じます」とは?
「お寂しいことと存じます」を単語に分解して、意味を見て行きましょう。
まずは、一人であることで悲しい気分をあらわす「寂しい」を尊敬語にした「お寂しい」、そういった状態を示す「こと」、「である」という意味の「と」、そして、「思う」の謙譲語である「存じます」となります。
これらを繋げると「一人で悲しい状態であると思います」となります。
さらに、これを平易な表現にすると「ひとりで悲しいでしょう」ということになります。
「お寂しいことと存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お寂しいことと存じます」をビジネスで使用する場合に気をつける必要があるのは、このようなある意味個人的な感情に言及するような言い方をすべきかどうかということです。
一般的にビジネス上のつきあいであれば、お互いのプラベートの領域には踏み込まないのが礼儀なので、やはりこのような言い方は控えるべきでしょう。
「お寂しいことと存じます」の正しい敬語表現
「お寂しいことと存じます」には、すでに「お寂しい」、「存じます」のような高いレベルでの敬語表現が含まれているので、このままの状態で目上の人に使用することもまったく問題ありません。
さらに表現の仕方を工夫することもでき、たとえば「ご心痛のことと存じます」のような言い方もできます。
ただし、この前後の文章にも、同程度の介護表現が必要になります。
「お寂しいことと存じます」を使った例文
・『今回の件では、お寂しいことと存じます』
・『お寂しいことと存じますが、お気持ちをしっかりお持ち下さい』
「お寂しいことと存じます」の類語や言い替え
「お寂しいことと存じます」の類語としては、前述の「ご心痛のことと存じます」以外にも「悲しいことと存じます」などがあります。
まとめ
この記事では「お寂しいことと存じます」に関して解説してきました。
このような言葉を使いこなせるようになるために、これを機会に「お寂しいことと存じます」の使い方を考えてみてはいかがでしょうか。