「かねてよりご案内しておりました」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「かねてよりご案内しておりました」とは?
「かねてよりご案内しておりました」とは、ビジネスメールや敬語での会話などにおいて「以前からお勧めさせていただいておりました」あるいは「前々からお知らせしておりました」などという意味合いで使われている言い回しです。
漢字では「予て」と表記される「かねて」という語は、「以前」ないし「前もって」などという意味をもつ文言として用いられており、上記のフレーズは「すでにお目通しいただいているかと存じますが」などというニュアンスで使用されています。
「かねてよりご案内しておりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「かねてよりご案内しておりました」とは、「先般ご案内済みの件になりますが」もしくは「あらかじめご覧いただいております件ですが」などという意味合いで使われている言い回しです。
ビジネス関係者や事業管理者などへ向けて、前の段階ですでに共有してある情報に触れたい場合や、もう知らせてある事案について再度言及したい場合などに用いられている文言で、併せて事前に案内していた事柄についても双方が勘違いしないように述べておく必要があります。
「かねてよりご案内しておりました」を使った例文
・『かねてよりご案内しておりました案件について、いよいよ来週実施する予定となっておりますことを周知させていただきます』
・『かねてよりご案内しておりました会合につきましては、詳細が取りまとまりましたので以下のとおりお知らせ申し上げます』
「かねてよりご案内しておりました」の類語や言い替え
・『以前より周知させていただいておりました』
・『前々からお伝えしておりました件ですが』
・『従前にご承知いただいております事案につきまして』
まとめ
「かねてよりご案内しておりました」とは、ビジネストークや敬語での文章などにおいて「もうご存知のこととは思いますが」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを十分理解した上で、その時の場面や状況などに応じて適材適所で使いこなしましょう。
