「ご引見(いんけん)ください」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「ご引見ください」とは?
「ご引見ください」とは、ビジネスメールや敬語での会話などにおいて、「ご面会の場を設けていただきますようお願い申し上げます」または「直接ご対面いただけますと幸甚でございます」などという意味合いで用いられている言い回しです。
元々は「天皇陛下が使節や遣使などと面会される」さまを示す語として使われていた「ご引見」という言葉は、ビジネス上では「取引相手や得意先などの担当者や責任者などと顔を合わせる」様子などを表しており、上記のフレーズは「お手数をおかけいたしますがお会いさせていただければと思います」などというニュアンスで用いられています。
「ご引見ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご引見ください」とは、「ご商談のご機会をいただけますようお願い申し上げます」ないし「ご面談の場を頂戴できますとありがたい限りでございます」などという意味合いで使われている表現です。
本来は別の会社や団体などと共に力を合わせながら進めていかなければならないような事業や取引などを執り行っていく上では、お互いの代表者や管理者などが話しをまとめていきますが、それらの渦中で先方に向けてお会いさせていただきたい旨について伝えることができる文言で、併せてどんな用件で会いたいのかについても明記しておく必要があります。
「ご引見ください」を使った例文
・『大変お手間をおかけいたしますが、お時間の許す時にでもご引見くださいますようお願いいたします』
・『計画中のプロジェクトについていくつかご相談させていただきたいことがありますので、ご引見くださいますと幸いでございます』
「ご引見ください」の類語や言い替え
・『ご面会の場を頂戴できますようお願い申し上げます』
・『拝見させていただけますとうれしく存じます』
・『打ち合わせのお時間をいただけますとありがたい限りでございます』
まとめ
「ご引見ください」とは、ビジネスメールや敬語での文章などにおいて「お顔を合わせるご機会をいただけますようお願いいたします」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをきちんと理解した上で、その時の場面や状況などに応じて臨機応変に使いこなしましょう。
