この記事では、「さようでございますね」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「さようでございますね」とは?
「さようでございますね」は、相手の言うことに同調する相槌の言葉です。
「さよう+で+ございます+ね」で成り立っている語で、「さよう」は「左様」と書き「そのよう・そのとおり」、「で」は助詞、「ございます」は動詞「ある・いる」の丁寧語「ござる」の連用形「ござり」に、丁寧語「ます」が付いた「ござります」の音変化、「ね」は「自分の考え・気持ちを主張する意を表す語、全体で「そのとおりであるね」の敬語表現になります。
「さようでございますね」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「さようでございますね」は、相手が言うことを受け入れて、対応する時に使われます。
丁寧な表現ですが、「ね」は自分の感情を強調する言葉で、あらたまったシーンには相応しくありません。
また、あまり何度も使うと真剣さに欠けますので、タイミングに注意が必要です。
「さようでございますね」の正しい文章表現
「さようでございますね」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『左様でございますか』
相槌を打つ場合には、「自分自身に言い聞かせる意を表す語」である終助詞「か」を使った方がよいでしょう。
このまま目上の人に使えます。
「さようでございますね」を使った例文
「さようでございますね」を使った例文は以下の通りです。
・『さようでございますね、来月分の請求金額をご確認いたします』
・『さようでございますね、工場に在庫があるか問い合わせいたします』
・『さようでございますね、では人数を変更いたします』
「さようでございますね」の類語や言い替え
「さようでございますね」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『そうでございましたか』
・『そうですか』
・『かしこまりました』
まとめ
今回は「さようでございますね」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。