「十二分に」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「十二分に」とは? ビジネス用語

「十二分に」は時間を表す言葉ではなく、人の能力や物事などの状態を表す際に使用する言葉です。

この記事では、「十二分に」というフレーズについて分かりやすく説明していきます。

「十二分に」とは?

「じゅうにぶんに」と読む「十二分に」は、「十分過ぎる程度にたっぷりと満ちていること」またはそのような状態を意味する言葉です。

「十二分」は、「十分な様子」「不足がない様子」を示す「十分」よりも数が多いことから、「十分」が含む意味を強調した表現とされています。

「十二分に」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「十二分に」「ゆとりや余裕がある程度に何かがたっぷりとしていること」「不足分が存在せず充足した状態であること」を表現する際に使用します。

例えば、能力やスキルを余す所なく発揮することを伝える場面や、物などが存分に存在しているような場面で用いられます。

一方で、「十二分に注意する」などのように、隙を見せないように慎重になったり、念を入れたりする意味合いで使われる場合もあります。

メールなどの文章のほか、口頭でも使われる言葉です。

「十二分に」を使った例文

「十二分に」を用いる際は、「十二分に〜する」「十二分にある」のように表現します。

ビジネスシーンだけでなく、日常生活など幅広い場面で使用できる言葉といえます。

・『業務においては、これまでの職歴で得た経験を十二分に発揮する所存です』
・『懇親会の料理と飲み物は十二分にある』
・『同じミスを起こさないよう、十二分に注意します』

「十二分に」の類語や言い替え

「十二分に」の類語として挙げられるのは、「申し分なく」または「遺憾なく」といったフレーズです。

「申し分なく」「不満や文句を言うところがなく完璧に実現されている様子」を示し、「遺憾なく」「心残りがないほど十分なこと」を示す言葉で、「十二分に」と同等の意味合いを表現することが可能です。

また、「何も残らないように全力を尽くす」ことを示す「余す所なく」という言葉も、状況によっては「十二分に」と似た意味合いで使用できるといえます。

まとめ

「十二分に」「何かが十分過ぎる程度にたっぷりとしている状態」「不足等がなく満ち足りている様子」を表す際に使用します。

ビジネス分野をはじめ様々なシーンで用いることが可能なので、ぜひ参考にして使ってみてください。

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