ビジネスシーンでは、個人であれ企業であれ、相手にどうアピールするかは業績に直結します。
「得意としています」というフレーズもそのような中で使用されるものであり、これより解説いたします。
「得意としています」とは?
「得意」はわかりやすい言葉ではありますが、念の為意味を説明しておきましょう。
「あることを上手く出来ること」や「あることを上手にこなせること」がその意味になります。
一方「〜としています」という表現は、「〜という状態が持続しています」という、継続する性質または状態や状況を表すものです。
以上のことから、「得意としています」とは、「人や擬人化出来る物(動物や組織など)が、〜を上手にこなせる特長があります」という内容のフレーズであることがわかります。
「得意としています」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスでこのフレーズが使われるケースとしては、個人と企業の両方での使用が考えられます。
更に個人の場合は、採用面接のアピールの際と、取引先や顧客へのセールスアピールの際、それぞれで使用されることが考えられるでしょう。
また企業の場合には、シンプルにセールスアピールだけが該当します。
例えば、ある企業がスマートフォンのアプリ開発が得意分野であれば、「当社はアプリ開発を得意としています」のように用います。
一方、個人の面接でのアピールであれば、「私は大学時代にアメリカに1年留学していたので、英会話を得意としています」と言った形で使用します。
「得意としています」を使った例文
上記以外に考えられる使用例を以下に挙げてみましょう。
・『高校時代からバンド活動をしていたので、ベースの演奏を得意としています』
・『簿記資格を持っており、中でも工業簿記を得意としています』
「得意としています」の言い替え
「ある事柄を上手にこなせます」という意味合いの表現を作ることが出来るかがポイントです。
・「長けています」
「長ける」「たける」とは、「得意とする」や「他より優れている」という意味の言葉です。
・「自信があります」
「自信がある」というフレーズ自体は、かなり主観的な表現ですが、ビジネスなどで使用される場合には、一定の実績などを前提としたフレーズになりますので、問題なく言い替えとして使用可能です。
まとめ
「得意としています」とは、個人や企業などの組織が、何かを上手くこなせることをアピールするためのフレーズです。