「率直に申し上げますと」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「率直に申し上げますと」とは?
「率直に申し上げますと」とは、ビジネスシーンや敬語での会話などにおいて「単刀直入に言わせていただきますと」もしくは「思ったことをそのままお伝えいたしますが」などという意味合いで使われている表現です。
数多くの関係者や担当者などが係わるさまざまなビジネスにおいても、日常的な生活シーンと同様に本音と建て前を使い分ける必要が出てきますが、感じたことをそっくりそのまま伝えたい場合や言いにくいことなどもすべて言わせてもらいたい旨に言及したい場合などに使われている言い回しです。
「率直に申し上げますと」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「率直に申し上げますと」とは、「歯に衣着せずに発言させていただきますが」ないし「手厳しいと思われても仕方がないような問題点や不備などを挙げさせていただきますが」などという意味合いで使われている言い回しです。
「ありのままである」さまを示す「率直」という語は、ビジネスにおいては「うそや偽り、隠しごとなどがない」様子などを表す語句として用いられており、上記のフレーズは「少々言いにくいことをズバリ申し上げますが」などというニュアンスで使用されています。
「率直に申し上げますと」を使った例文
・『率直に申し上げますと、今年度より弊社に専属いただいております御社の営業担当者におかれましては、実際のところ実務経験不足が否めない所存でございます』
・『率直に申し上げますと、弊社直営の本販売店舗については年間の利益が前年比を割ってしまっている次第でございます』
「率直に申し上げますと」の類語や言い替え
・『ストレートに言わせていただきますが』
・『大変言いづらいことを申し上げますが』
・『早急に手を打つ必要があると思われる点についてお知らせいたしますが』
まとめ
「率直に申し上げますと」とは、ビジネストークや敬語での文章などにおいて「遠慮せずにはっきりと言わせていただきますが」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解した上で、その時の場面や状況などに応じて適宜使いこなしましょう。
