「経験をもとに」は仕事に関係する場面で用いるフレーズです。
この記事では、「経験をもとに」について分かりやすく説明していきます。
「経験をもとに」とは?
「けいけんをもとに」と読む「経験をもとに」は、「実際に見たり聞いたり行動したりすること、またはそれによって身につけた技能や知識等」を指す「経験」と、「物事の根拠や土台」を示す「もとに」が使われたフレーズです。
主に、「自分が実際に見聞して得たことを根拠として」「経験にもとづいて」という意味合いで用いられています。
「経験をもとに」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「経験をもとに」は、話し手が実際に見聞きして体験したことを土台にして何かをおこなう際に使用される言葉です。
ビジネスシーンにおいては、それまでの経験を拠り所として何かを考えたり、過去に培った業務での体験を根拠に判断を下したり仕事に活かしたりするような場面で使われます。
通常は「〜の経験のもとに」のように表現し、直前に自分が実際に体験した事柄を加えて用います。
ビジネスメールのほか、就職や転職における面接などでも使用できる言葉です。
「経験をもとに」を使った例文
・『10年にわたるエンジニアとしての経験をもとに検討いたしました』
・『現場での経験をもとに、業務の改善を申し出ます』
・『医療業界で培った経験をもとに判断いたしました』
「経験をもとに」の類語や言い替え
「経験をもとに」の言い換えには「知見をもとに」や「知識をもとに」といった表現があります。
「知見をもとに」の「知見」は「物事を見たり聞いたりすることで入手した情報や知識」を示し、「経験をもとに」と同じ意味合いで用いることが可能です。
一方、「知識」は「知ること」「理解すること」「知っている内容」等を表し、「知識をもとに」は「情報として何かを知っていたり理解していたりすることを根拠に」という意味合いがあります。
また、「物事に関する価値判断や考え方」を示す「見解」という語句を使って「見解をもとに」等と表現する方法もあります。
まとめ
「経験をもとに」は「実際に見聞きした経験や、過去に培った知識・技能などを基盤にして」という意味を伝える際に使用します。
「知見」や「知識」「見解」といった別の語句を使った表現もチェックしておきましょう。
ぜひビジネスに関連する言葉の使い方をマスターする参考にしてください。