「考えるに至りました」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「考えるに至りました」とは?
「考えるに至りました」とは、ビジネスシーンや敬語での会話などにおいて「考えるきっかけとなりました」もしくは「疑問をもつようになった次第でございます」などという意味合いで使われている表現です。
元々は異なる企業や組織などと共に事業や取引などを執り行っていく過程で、先方に向けてあることを考えるようになった経緯やプロセスなどについて言及することができる表現です。
「考えるに至りました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「考えるに至りました」とは、「紆余曲折(うよきょくせつ)あってこのような思いに包まれている次第でございます」または「とある契機により考えさせられるようになりました」などという意味合いで使われている言い回しです。
ビジネスを進めていく上で業務責任者や事業担当者などへ向けて、ある考えをもつようになった発端や原因などについて伝えることができる文言で、もう一方で至った考えについてもその内容や詳細などを併記しておけば、より理解しやすい内容の文面になります。
「考えるに至りました」を使った例文
・『いまだかつてないほどの円安傾向がしばらく続いている事態を受けまして、レートに関係のない業種に転職した方が得策なのではないかと考えるに至りました』
・『数多くの新入社員が現場に配属された際に一様に大変苦戦している状況を知りまして、業務研修制度の見直しについて考えるに至りました』
「考えるに至りました」の類語や言い替え
・『疑問を持つに至った次第でございます』
・『考えさせられるようになりました』
・『考えざるを得ない状況となってしまいました』
まとめ
「考えるに至りました」とは、ビジネストークや敬語での文章などにおいて「新たな思いがよぎってまいりました」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを深く理解した上で、その時の場面や状況などに応じてそつのないように使いこなしましょう。