「把握に努める」は物事や状況を把握するように努力することを表す言葉です。
今回はこの「把握に努める」について詳しく説明していきます。
「把握に努める」とは?
「把握に努める」とは物事や状況、仕事の内容などをきちんと把握するように努力することを表す言葉です。
この言葉に使われている「把握」は物体をきちんと握り締めることを表す意味があり、これが転じて物事や状況、本質などをしっかり理解することを表す意味になりました。
「努める」は力を尽くすことや精を出す、努力することを表す言葉であり、同音異義語である「勤める」や「務める」と間違いやすいので気を付けましょう。
「把握に努める」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「把握に努める」は仕事の内容や計画などをきちんと把握する努力を示す時に使う言葉であり、仕事の場面では丁寧な表現である「把握に努めます」のように使います。
この言葉のさらに簡単な言葉である「把握します」も仕事のメールや会話でもよく使われています。
「把握に努める」は未来に関する予定を表す言葉であり、既に理解したことを表す時には「把握しました」の方が適切です。
「把握に努める」を使った例文
・『今回の事件は謎が多いことからまずは個別の項目の把握に努めることにしました』
・『新規プロジェクトの把握に努めることになりましたが、資料はオンライン共有なのでとても快適です』
「把握に努める」の類語や言い替え
「把握に努める」の言い替え語は色々なものがあり、特に「努める」を変えたものが多く存在します。
「努める」の言い替え語には「善処する」や「努力する」、「心掛ける」、「前向きに取り組む」などが有名です。
特に「善処する」はこれ以外にも様々な仕事の場合で使える言葉であり、前向きな態度や誠意を表す時によく使われます。
まとめ
「把握に努める」は物事の状況や仕事、計画の内容を具体的に理解するように努力することや力を尽くすことを表す時に使います。
実際に把握した後には「把握しました」、既に事実や内容を知っている時には「把握しております」を使います。
