この記事では、「動物」と「昆虫」の違いを分かりやすく説明していきます。
「動物」とは?
「動物」は「どうぶつ」と読みます。
「動物」は、「生物を二大別したときに、植物に対する一群のこと」です。
「動物」の多くは、「動」という言葉通り、自由に移動することができます。
また、植物などの作り出した有機物を栄養として摂取します。
さらに「動物」は、細胞の細胞壁がありません。
種々の器官が分化していて、神経系や感覚器官、排出器官や呼吸器官などを持ちます。
ただし「原生動物」に分類されるものについては、ほとんど植物と区別できないものもあります。
生態分布として、「水生動物」と「陸生動物」とに分けられます。
また「動物」には、「人類以外の動物のこと」です。
特に、哺乳類を動物と呼び、「動物図鑑」は、哺乳類図鑑を意味します。
「昆虫」とは?
「昆虫」は「こんちゅう」と読みます。
「昆虫」は、「昆虫綱に分類される節足動物の総称のこと」です。
「昆虫」は、体は頭と胸、腹の3部分に区別でき、頭部には一対の触角と複眼、ふつう3個の単眼をもつという特徴があります。
さらに、「昆虫」は、口はかむ、なめる、吸うなどの型が決まっています。
そして、胸部には三対の脚があるという特徴があります。
二対の翅がある、「有翅昆虫」、翅のない「無翅昆虫」に大別されていて、成虫になるまでに脱皮と変態を行うという生態があります。
「動物」と「昆虫」の違い
「動物」と「昆虫」の違いを、分かりやすく解説します。
「動物」は、「生物を二大別したときに、植物に対する一群のこと」です。
一方で、「昆虫」は、「昆虫綱に分類される節足動物の総称のこと」です。
この場合は、「昆虫」は「動物の一つ」となります。
しかし、「動物」には、「人間以外の哺乳類のこと」を意味する場合があり、この場合は、「動物」と「昆虫」はまるで違う生き物を意味することになります。
まとめ
「動物」と「昆虫」の違いについて見てきました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。