自分の祝い事に関して、他人からお祝いの言葉や気持ちを受け取ることがあります。
そのような時に使うフレーズとして、「ご丁重なるご祝意」というものがありますが、このフレーズにはどのような気持ちが込められているのでしょうか。
以下の記事の中で、「ご丁重なるご祝意」について、使い方や例文などを交えながら解説していきたいと思います。
「ご丁重なるご祝意」とは?
まず「丁重」とは、礼儀正しく手厚いことを意味している言葉です。
そして、「祝意」とは、喜び祝う気持ちを表している言葉です。
ですので、「ご丁重なるご祝意」とは、礼儀正しく祝う気持ちに対して使われるフレーズになります。
「ご丁重なるご祝意」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使う時の注意点
「ご丁重なるご祝意」というフレーズを使う場面としては、自分の祝い事に対して相手からお祝いのメッセージや言葉を貰った際に、それに対する返答として使います。
返答する手段としては、手紙が望ましいでしょう。
また、返答する際にはお祝いのメッセージや言葉を貰ってから早い段階で送るようにしましょう。
遅くとも1週間以内に出すことが望ましいです。
注意点として、似た言葉で「丁重」と「丁寧」というものがあります。
「丁寧」も同じような意味合いとして使われますが、厳密に違いがあります。
「丁重」は、その言動だけではなく、その言動に込められた配慮の気持ちも表しているのに対し、「丁寧」という言葉はその言動のみにフォーカスされた言葉となります。
つまりその言動に込められた配慮の気持ちまでは表していないということです。
ですから、「丁寧」という言葉よりも「丁重」という言葉の方が、かしこまった場面での使用に適しています。
「ご丁重なるご祝意」を使った例文
・『ご丁重なご祝意を賜り、ありがとうございます』
・『ご丁重なご祝意感謝いたします』
「ご丁重なるご祝意」の類語や言い替え
先ほども述べましたが、似た言葉としては、「丁重」に対して「丁寧」という言葉がありますが、言いかえるとなると適していません。
「ご丁重なるご祝意」というフレーズは、相手が自分を祝ってくれたという言動と、そこに込められた配慮の気持ちに対して使われるフレーズであるため、配慮の気持ちを表していない「丁寧」という言葉は言いかえとしては適していません。
まとめ
今回は「ご丁重なるご祝意」というフレーズについて解説してきましたが、ご理解いただけましたでしょうか。
他人からお祝いの言葉などを貰ったりするととてもうれしいものです。
そのうれしい気持ちを素直に表して、「ご丁重なるご祝意」というフレーズを使っていきましょう。