「をはじめ、多くの」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「をはじめ、多くの」とは? ビジネス用語

ビジネスに限らず、多くの事柄について触れなくてはならないものの、時間の制約などから、一部のみを取り上げて後は省略するケースは多々あります。

「をはじめ、多くの」もその一例と言え、これより解説いたします。

「をはじめ、多くの」とは?

まず、このフレーズがどんな場合に使用されるか説明すると、多くの事柄や人物の中から、代表的なものを「〜をはじめ」「〜」で伝え、その後に「多くの〜」で、まとめて触れるためです。

主だったもの(基本的には「者」)を代表例として挙げ、その後に一気にまとめて伝えることが出来ます。

尚、「はじめ」については「初め」「始め」両方が該当するものとされています。

強いて言うならば、序列を前提として表現する場合には「初め」、時間的な順序には「始め」という解説もあるようですが、これも定説とは言い難く、辞書レベルでもどちらが正しいか明示しているケースはほぼありません。

また、今回のフレーズでは、「多くの」が付いているため、時間的な順序での使用は考えにくいと思われます。

以上のことから、「はじめ」は基本的にひらがな表記にしておいた方が無難でしょう。

「をはじめ、多くの」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

ビジネスで、多くの人や事柄について触れたい場合、代表的なものを「をはじめ」で例示した上で、後はまとめて表現することが可能です。

例えば、取引先へやってきて、従業員一同の前で挨拶する場合、「社長をはじめ、多くの従業員の方々のおかげで、弊社の業績も順調です」といった形で使用します。

代表者以外は一括して表現する形になるため、悪い表現をすれば「その他大勢」という形になるのが適切なのかについては、しっかりと考えた上で使用すべき表現と言えるでしょう。

「をはじめ、多くの」を使った例文

それでは、このフレーズを用いた使用例を以下に挙げてみたいと思います。

・『金メダリストをはじめ、多くのメダリスト達に感動をもらった』
・『議長をはじめ、多くの議員が表彰を受けました』
・『プロジェクトリーダーをはじめ、多くのチームメイトに助けられました』
・『主力商品の乳製品をはじめ、多くの商品ラインナップからお好きなものをお選びください』

「をはじめ、多くの」の言い替え

「ある物や人を代表的に挙げ、その他をまとめて表現する」という表現で代用可能です。

「を筆頭に、多くの」
「筆頭」「ひっとう」とは、「多くの名前が出る中で、一番目に該当する人」という意味があります。

「を代表として、多数の」
わかりやすくシンプルな言い替えです。

まとめ

「をはじめ、多くの」とは、代表的なものをまず挙げ、その他をまとめて表現することが出来るフレーズです。

タイトルとURLをコピーしました