「事情に鑑みて」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「事情に鑑みて」とは?
これは、事情を考慮に入れて何かすることを表現した言葉です。
「鑑みて」は「鑑みる」という動詞の語尾が変化したものです。
そして「鑑みる」は、何かを考慮に入れたり、何かを考えに含めたりする行為です。
なお、ここで「鑑みる」のは「事情」になります。
「事情」とは、そのような状況に至った経緯や背景のことを表した言葉です。
「事情に鑑みて」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
たとえば、ある企業に見積書を出すことになったとします。
そしてその価格が、相手の状況を考慮に含めたものになっていたのでした。
このような場面で、「あちら側の事情に鑑みて、今回の価格を設定いたしました」と述べるとよいでしょう。
これにより、事情を考慮に含めたことを、上手に伝えられます。
なお、「事情に鑑みて」を使う場合は、使い方に注意しましょう。
たとえば、「事情に鑑みまして」と言い換える方法があります。
この場合は、丁寧語を用いた敬語表現になります。
「事情に鑑みて」を使った例文
「事情に鑑みて」を使った例文として、以下のようなものが挙げられます。
・『今回は貴社事情に鑑みて、値引きいたしました』
・『こうなった事情に鑑みて、お値段を調整しております』
「事情に鑑みて」の類語や言い替え
「事情に鑑みて」を同じような意味で言い換える場合には、いくつかの方法があります。
たとえば、「事情を考慮に入れて」や「事情を考えに含めて」が類似表現と言えます。
また、「事情を踏まえて」と言い換える方法もあります。
さらに、「背景に鑑みて」や「経緯に鑑みて」なども、同じようなニュアンスで使用できる言葉だと言えるでしょう。
他にも、「事情と照らし合わせて」などが同じ用途で使用できます。
まとめ
これらのことから、「事情に鑑みて」をビジネスメールや会話で活用できると分かります。
実際の状況に応じて、上手に活用するとよいでしょう。
