ここでは「一安心」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「一安心」とは?
「一安心」は、「ひとあんしん」と発音し、一旦の区切りになる、それになったという意味で用いられます。
「そこまで終われば、とりあえず一安心です」といった用い方になり、そこまで終わることで一旦の区切りになると言っています。
あくまで区切りなので、何かの行程においてその全てが終わる訳ではなく、1つのフェーズとして、そこまでの内容に戻ることにはならないといった意味でよく使われており、文章で用いる場合には「ひと安心」と記載してもよく、そちらで用いる場合も多いです。
「一安心」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「一安心」は、ここまでくればとりあえずは安心だ、といった使い方がよく見られます。
ビジネスシーンでも、「納期内に終わらせることができて、まずは一安心です」のように用いられており、「そこまで終われば一安心なので、あと少し頑張りましょう」と、それを目指そうと使うこともできます。
また、「きちんと終わらせることができたので一安心したものの、すぐに次の仕事にかからないといけない」などとすると、一旦の区切りになったものの、すぐ次に行うべきことがあるといった用い方になります。
「一安心」を使った例文
・『その部分まで完成させることができれば一安心です』
・『まずは一安心ですが、3つある行程の1つが終わっただけなので、ゆっくりもしていられません』
「一安心」の類語や言い替え
・『一段落』
こちらも、1つの段落になる、またはなったという意味で用いられており、「そこまで終われば、とりあえず一段落つくことになる」のような使い方になります。
よって、言い替えに使えることが多く、こちらの方がビジネス向けの表現です。
注意点として、正しい読み方は「いちだんらく」となり、「ひとあんしん」と同じように「ひとだんらく」とは発音しないので、口語で用いる際には気をつけてください。
まとめ
「一安心」は、そこまで到達すれば一旦の区切りになる、もしくはそうなったという意味で使われています。
その続きがある前提で用いる場合が多く、「そこまでできればまず一安心です」などと使う表現です。