この記事では、「醤油」と「味噌」の違いを分かりやすく説明していきます。
「醤油」とは?
醤油とは日本の伝統的な調味料の1つで、大豆などの穀類に麹や塩などを加えて発酵・熟成させて作るものをいいます。
煮物の煮汁や照り焼きのタレ、お吸い物など汁物、うどんつゆ等幅広い料理に用いられます。
刺身や寿司などは、醤油につけて食べるのが一般的です。
醤油には、溜まり醤油や濃口醤油、淡口醤油、白醤油といった種類があります。
流通量が多いのは濃口醤油で、関東地方が発祥とされます。
日本で生産される醤油の8割が濃口醤油です。
「味噌」とは?
味噌も日本の伝統的な調味料の1つで、大豆などの穀類に麹や塩などを加えて発酵させたものをいいます。
液体よりも粘度があり、ペースト状になっています。
味噌には、米味噌や麦味噌、豆味噌などの種類があります。
米味噌は大豆を煮たものに米麹を加えて作る味噌です。
麦味噌は大豆を煮たものに麦麹を加えて作ります。
味噌は味噌汁には欠かせないもので、様々なメーカーから色々な商品が販売されています。
近年は使いやすいように液体状に加工された液体味噌なども登場しました。
出汁が配合されている出汁入り味噌もあります。
「醤油」と「味噌」の違い
醤油も味噌も日本の伝統的な調味料です。
醤油は蒸した大豆を砕いて小麦の麹と塩水を加え、発酵・熟成させて絞った液体状のものをいいます。
それに対して味噌は、蒸した大豆を潰して米・麦・豆の麹と塩を加え、発酵・熟成させたペースト状のものになります。
醤油と味噌では、使用する麹に違いがあります。
また、液体状なのが醤油で、ペースト状(半固体状)なのが味噌です。
まとめ
醤油も味噌も主に大豆から作られている日本の伝統的な調味料ですが、使用する麹の種類や形状に違いがあります。
液体状になっているのが醤油で、ペースト状になっているのが味噌です。
ただし、液体に加工された味噌もあります。