ビジネスシーンでも、個人の感情表現が用いられることはあります。
「新鮮な気持ち」もその一例であり、これより解説いたします。
「新鮮な気持ち」とは?
「新鮮」とは、「野菜や肉類が、取り立てや処理されたばかりである状態」という意味の他、人の感情として「物事や雰囲気から新しさが感じられる様」または「汚れがなく純粋さが感じられる様」といった意味があります。
「新鮮な気持ち」という形ですので、基本的に「物事や雰囲気から新しさを感じること」というのが、このフレーズの意味だと考えられます。
その上で、このフレーズは、何らかの形で新しい感情を覚えていることを相手に伝えるために用いられるのです。
「新鮮な気持ち」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスでこの表現が使用される場合は、新しい環境に置かれることになって、その立場における感情を表現するためと考えて良いでしょう。
例えば、転職して新しい職場で勤務することになった場合、「新しい環境で勤務することになり、日々新鮮な気持ちを味わっています」のような表現があり得ます。
基本的に、口頭であれ文章中であれ、転職や人事異動などでの挨拶で使用されるフレーズだと考えられます。
「新鮮な気持ち」を使った例文
それでは、上記以外に考えられる使用例を挙げてみましょう。
・『このような新鮮な気持ちでいられるのは、新入社員の時以来です』
・『新鮮な気持ちを忘れずにいたいと思っています』
・『友人との再会で、学生時代の新鮮な気持ちがよみがえった』
「新鮮な気持ち」の言い替え
「物事や雰囲気から新しさを感じること」の代用表現を考えます。
・「フレッシュな気分」
若干カジュアルな表現になりますが、現代ではこの表現の方がわかりやすいと言えるかもしれません。
「フレッシュ」自体の意味が「新鮮な」という形容詞で、「気分」も「気持ち」と同じ意味ですから、妥当な言い替え表現です。
・「新たな心持ち」
「新しい」という意味の文語表現「新たな」に、こちらも「気持ち」という意味の「心持ち」を用いて言い替え表現としています。
・「一新された気分」
「一新」は「いっしん」と読み、「新しくすること」という意味になります。
よって「一新された気分」とは、「新しくされた気持ち」という直訳から「新鮮な気持ち」の言い替えとなり得ます。
まとめ
「新鮮な気持ち」とは、新しい環境で抱く新しい気持ちのことです。
ビジネスで使われる場合は、新しい環境や職場で抱く感情を、挨拶などで表現するためと考えられます。