この記事では、「おおよそで構いません」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「おおよそで構いません」とは?
「おおよそで構いません」は、はっきりとしたことでなくても良いので、現在持っている情報を教えてほしいとお願いする表現です。
「おおよそ+で+構いません」で成り立っている語で、「おおよそ」は「大雑把な内容」、「で」は助詞、「構いません」は「構う」の連用形「構い」+丁寧語「ます」の否定形「ません」で「差し支えない」「気にしない」、全体で「大雑把な内容で差し支えない」の敬語表現になります。
「おおよそで構いません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「おおよそで構いません」は、相手が情報を持っていたり、判断するものごとについて、自分達側であらかじめ準備しておきたい時に使われます。
内容によっては相手にも見当がつきにくい場合もありますので、言われた数値や内容と大きく違っても文句は言えません。
丁寧な表現ですが、「構いません」には「気にしない」という意味もあることから軽んじていると思われる可能性もありますので、言い換えも覚えておきましょう。
「おおよそで構いません」の正しい文章表現
「おおよそで構いません」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『お分かりになる範囲で結構でございます』
「お分かりになる」は「分かる」の尊敬語、「結構」は「それで良いこと」、「ございます」は動詞「ある・いる」の丁寧語「ござる」の連用形「ござり」に、丁寧語「ます」が付いた「ござります」の音変化、全体で「分かる範囲で良い」の敬語表現になります。
「おおよそで構いません」を使った例文
「おおよそで構いません」を使った例文は以下の通りです。
・『おおよそで構いませんので、修理にかかる日数をお教えいただけますか』
・『おおよそで構いませんので、何時ごろ到着されるのかご連絡くださいませ』
・『おおよそで構いませんので、当日ご参加いただける人数をご連絡くださいませ』
「おおよそで構いません」の類語や言い替え
「おおよそで構いません」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『大体の内容で結構でございます』
・『ご存知の範囲で問題ございません』
・『ざっくりとした内容で結構でございます』
まとめ
今回は「おおよそで構いません」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。