この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「ご祝辞を賜りたく」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「ご祝辞を賜りたく」とは?
「ご祝辞を賜りたく」のフレーズにおける「ご祝辞」の読みは「ごしゅくじ」で「祝いの言葉」を意味する言葉の「祝辞」に、敬意を表す接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。
次の「賜りたく」の読みは「たまわりたく」で、「もらう」の謙譲語である「賜る」に、願望を表す「たい」の連用形の「たく」が付けられた表現です。
したがって「ご祝辞を賜りたく」のフレーズは、「祝いの言葉をもらいたいと」といった意味の敬語表現となります。
「ご祝辞を賜りたく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご祝辞を賜りたく」のフレーズは、結婚披露宴を始め、各種式典で司会者が来賓等に対して「祝辞」をお願いする表現として使われます。
例えば、「たく」の後ろに「存じます」の表現を付けて「ご祝辞を賜りたく存じます」等の文章として使われます。
ちなみに、「存じます」は「思う」の謙譲語である「存じる」に、丁寧語の「ます」が付けられたもので、「思います」のより丁寧な表現です。
「ご祝辞を賜りたく」を使った例文
・『それではここで、ご来賓の方々より、ご祝辞を賜りたく存じます』
・『ご祝辞を賜りたく存じます。〇〇様、よろしくお願い申し上げます』
「ご祝辞を賜りたく」の類語や言い換え
「賜る」の類語としては、「賜る」と同じく「もらう」の謙譲語である「いただく」や「頂戴する」が挙げられます。
したがって「ご祝辞を賜りたく」は、「ご祝辞をいただきたく」や「ご祝辞を頂戴したく」と言い換えることができます。
まとめ
「ご祝辞を賜りたく」のフレーズは、「祝いの言葉をもらいたいと」といった意味の敬語表現です。
このフレーズは「ご祝辞を賜りたく存じます」等として、結婚披露宴や各種式典で司会者が来賓等に祝辞をお願いする表現として使われます。
