「つつがなく執り行う」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「つつがなく執り行う」とは?
「つつがなく執り行う」とは、ビジネスシーンや敬語での会話などにおいて「首尾よく予定どおりに実施される」さまや「不都合などはなく順調に進んでいる」様子などを示す文言として用いられています。
漢字では「恙無い」と表記される「つつがない」という語は、「まったく無事である」さまを示す言葉で、ビジネス上では「事前に描いていたイメージどおりに計画を進める」様子などを表しており、上記のフレーズは「行う上での障害などは全然ない」などというニュアンスで使用されています。
「つつがなく執り行う」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「つつがなく執り行う」とは、「打ち合わせをした内容に沿って取り組んでいく」ないし「予定どおりに処理を進めていく」などという意味合いで使われている言い回しです。
ビジネス関係者や事業管理者などへ向けて、それまで話し合っていた案件についていよいよ実践の段階に入る旨について言及することができる文言で、もう一方で取り行う予定の計画や事柄などについても分かりやすく述べておく必要があるでしょう。
「つつがなく執り行う」を使った例文
・『鋭意準備を進めておりました共同プロジェクトにつきましては、現状においてはつつがなく執り行う予定となっておりますことをご報告申し上げます』
・『数多くの人たちが集う会合をつつがなく執り行うためには、事前の入念な準備と各種の調整が重要になります』
「つつがなく執り行う」の類語や言い替え
・『滞りなく実施する』
・『予定していたとおりに進行していく』
・『執り行う上での障害や不備などはまったくない状態である』
まとめ
「つつがなく執り行う」とは、ビジネスメールや敬語での文章などにおいて「思い描いていたとおりに順調に進めていく」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを深く理解した上で、その時の場面や状況などに応じて適材適所で使いこなしましょう。