「皮切りに」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「皮切りに」とは? ビジネス用語

この記事では、「皮切りに」の意味や使い方、類語を説明していきます。

「皮切りに」とは?

1番最初に始まるときのきっかけになることを「皮切りに」【かわきりに】といいます。

例えば、会議で誰も意見を述べられずにいるとき、自分が何をどうすればいいか具体的に話したのがきっかけとなり、他の人も話しやすくなっていくのです。

また、「これを皮切りに支店でも商品を販売しよう」と何を具体的にどうするか具体的に提案して実行します。

元々は、火をつけた1番最初のお灸の炎は最も熱いと肌が切られるように感じるところから、皮を切るに繋がるのです。

「皮切りに」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

職場では「関東を皮切りに関西の方にも店を出店しましょう」と一緒に仕事する人に対して、前向きに行動したい気持ちを伝えます。

その話を聞いた人は「なら、これを皮切りに全国展開も前向きに考えましょう」とさらに幅広くビジネス展開を考えるのです。

また、「上司の提案を皮切りに、遠慮せず考えたことを述べてください」と相手に話せるように促します。

ただ、きっかけを作る時期がずれていると相手も発言しにくくなるので、タイミングを考えてから発言を促すことが注意点です。

「皮切りに」を使った例文

・『部下の意見を皮切りに、社員は次々と不満をぶつけた』
・『彼女を皮切りに、開発に大金を投じるのは反対の意見が挙った』

「皮切りに」の類語や言い替え

類語には「しょっぱな」があり、出来事の最初という意味で使われています。

「しょっぱなから緊張して噛んでしまった」と出だしから落ち着かない自分の様子を伝えられる言葉です。

他の類語には「はじめとした」があり、複数ある中でも1番取り上げたい話は人の行動を指すとき使われています。

また、文章の1番先となる書き出し部分を指すのが「筆頭」【ひっとう】です。

このような意味から、「前頭筆頭」【まえがしらひっとう】と書き、力士の世界では幕内の最上位を指す際に使います。

まとめ

意見がなかなか言えない状況を打破するためにも、誰かが話すきっかけを作るときや、事業を展開するといったとき使います。

どういった使い方するかに焦点を当てて、使いこなしてみましょう。

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