「踏まえた上で」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「踏まえた上で」とは?
このフレーズは、「○○を踏まえた上で△△」という形式が定型パターンとしてよく使われています。
○○には考慮したり根拠とする事柄や内容を入れます。
その結果を受けて、△△には実施する事柄などが入ります。
このフレーズの「踏まえた」は「考慮した」「根拠とした」「よりどころとした」といった意味合いの語句です。
具体的に「踏まえる」ものの例としては色々とありますが、「状況」「結果」「予算」「意見」などがよく使われます。
「踏まえた上で」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズは目上の人にそのままダイレクトに使うと失礼に当たる場合があります。
目上の人に対しては、このフレーズを「お踏まえいただき」という敬語表現に変えるか、「ご確認いただいた上で」といった別の丁寧な表現を使いましょう。
「踏まえた上で」を使った例文
・『お客様からの生の声を踏まえた上で、店舗レイアウトの改善案を作成します』
・『顧客調査の結果を踏まえた上で、販売戦略を練りましょう』
・『社員の意見要望を踏まえた上で、福利厚生の改善に取り組みます』
「踏まえた上で」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
例として、「考慮した上で」「参考にした上で」「基にした上で」「よりどころとした上で」などが挙げられます。
また、言い回しを変えて使う場合は、「踏まえて」「踏まえつつ」「お踏まえいただき」などが使えます。
さらに、「〜上で」は「〜のあとに」「〜の結果」に言い替えられます。
まとめ
このフレーズは、あることを根拠にして何かを行なうという言い回しです。
よって、このフレーズを使った文には根拠となる事柄と、その上で何を行なうかといった事柄が必要です。
根拠となる事柄のボリュームがある場合は、まずその根拠を述べたあとで、「以上を踏まえて」と表現しましょう。