「一方ならず」は程度が普通ではないことを表す言葉であり、主に文章で使われます。
今回はこの「一方ならず」について説明していきます。
「一方ならず」とは?
「一方ならず」は「ひとかたならず」と読む言葉であり、物事の程度やレベルが普通ではないことを表します。
この言葉に使われている「一方」は「ひとかた」以外にも「いっぽう」と読み、こちらは片方のものや一つの方面、方向、特定の方面に偏ることなどを表します。
「一方ならず」は「一方ならぬ」と書くことが可能であり、これらは固い表現であることから会話ではあまり使われません。
「一方ならず」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「一方ならず」は普通のレベルではないことや一通りでないことを表す言葉であり、仕事の場面でも使われています。
「一方ならず」は固い表現であることから基本的に文章や挨拶状、年賀状などで使うのが特徴です。
そのためビジネスの場面や会話では他の分かりやすい言葉に言い替える必要があります。
メールや会話の場合は「一方ならず」は「この上ない」や「計り知れない」などを場面や相手に合わせて使います。
「一方ならず」を使った例文
・『今年は先方様に一方ならずお世話になったのでいいお歳暮を送りました』
・『祖父は念願の陶磁器を手に入れたので一方ならず喜んでいました』
「一方ならず」の類語や言い替え
「一方ならず」は挨拶状や年賀状に使う言葉であり、普段の会話では他の言葉に言い替える方が伝わりやすいです。
この言葉の言い換え語には「大いに」や「甚だ」、「思いっ切り」、「極めて」、「大きい」、「この上ない」などを使います。
「一方ならず」のような程度が普通ではないことを表す言葉はこれ以外にも「非常に」や「極めて」、「至極」があり、特に「至極」は極めて道理にかなっているという意味でも使います。
まとめ
「一方ならず」は「一方ならぬ」とも書く言葉であり、物事や気持ちが普通の程度ではないことを表す言葉です。
「一方ならず」は挨拶状や年賀状に使う言葉であり、感謝の気持ちを表す時によく使います。