「やはり」は日常会話でも登場する言葉ですがビジネスの世界でも頻繁に使われています。
ビジネス用語の「やはり」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「やはり」とは?
「やはり」とは、「前と同様である」という意味で使われているビジネス表現です。
ある状況や物事が前の状況や物事と比べて同じであることを表します。
論理的に正しい結びつきや合理的な理解に対して用いることが多く、物事が予測通りになるさまや見込み通り変化した時に用いられる表現です。
前の状況を受けてこの後どうなるのかを考えたことを前提に使う表現なので間には人の意地が介在します。
「AならばBである」という予想が成り立つ時、現実の予想通り「AならばB」となった場合に「やはり」という表現が当てはまります。
「やはり」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
予想や見込みなど考えを強調する表現なので強い意思がなければ使えません。
未来の想像に自信がなく確証が持てないのに「やはり」を使うと違和感が生じます。
前もって何も表明していないのに結果が出てから「やはり」を使うと後出しで正しさを主張している印象を与えます。
リスクは負わず手柄だけ主張する嫌な奴だと思われるので気をつけてください。
「やはり」を使った例文
・『何か仕掛けてくるのではないかと考えていたがやはりキャンペーンを打ってきた』
・『今年の夏は暑くなるだろうと予想してたがやはり猛暑になった』
・『どんなにAIが発達しようとも最終的にものをいうのはやはり人間のカンと経験だ』
「やはり」の類語や言いかえ
「やっぱり」はほぼ同じ意味のカジュアルな言い方です。
「結局のところ」「なんだかんだいっても」「つまるところ」なども同じような意味で使われる表現です。
まとめ
「やはり」は微妙なニュアンスを含む使い方が難しい言葉です。
思わぬ形でイメージを下げてしまうリスクを伴うので意味を正しく理解して使いましょう。