「お聞きになっていると思いますが」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「お聞きになっていると思いますが」とは?
「お聞きになっていると思いますが」とは、ビジネスメールや敬語での会話などにおいて「すでにご存じのこととは思いますが」あるいは「伺っているお話かとは存じますが」などという意味合いで使われている言い回しです。
仕事や職務などで係わりのある取引関係者や事業管理者などへ向けて、すでに知っている可能性のある話題に言及したい場合などに使用されています。
「お聞きになっていると思いますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お聞きになっていると思いますが」とは、「先刻人づてに伝わっているかとは思いますが」もしくは「耳朶(じだ)に触れているかとは存じますが」などという意味合いで使われている文言です。
取引相手や得意先、または自らの上司や上役などへ向けて、その時点でもう聞き及んでいると思われる案件について話しをさせてほしい場合などに用いられている表現で、同時に聞いていると思われる事柄や事案などについても併記しておく必要が出てきます。
「お聞きになっていると思いますが」を使った例文
・『すでに関係者よりお聞きになっていると思いますが、御社を担当させていただいております営業部員を変更させていただきたいと存じます』
・『おそらくお聞きになっていると思いますが、念のため改めてお知らせ申し上げます』
「お聞きになっていると思いますが」の類語や言い替え
・『ご存じであるかも知れませんが』
・『お聞き及びの可能性もございますが』
・『他方より報告済みの件になりますが』
まとめ
「お聞きになっていると思いますが」とは、ビジネスメールや敬語での文章などにおいて「もうお耳に入っている情報かとは存じますが」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解した上で、その時の場面や状況などに応じて臨機応変に使いこなしましょう。
