「思っていた矢先」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「思っていた矢先」とは?
「思っていた矢先」とは、ビジネストークや敬語での会話などにおいて「あることについて考えていたその時に」または「あることについて心に思い浮かべた瞬間に」などという意味合いで使われている表現です。
本来は異なる会社や組織などと足並みを揃えて進めていく必要があるようなプロジェクトや取引などを行っていく過程で、業務関係者や事業担当者などに向けて「あることを考えると同時に」などというニュアンスで使用されています。
「思っていた矢先」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「思っていた矢先」とは、「頭に思い浮かべた際に」ないし「思いがこみ上げてくると共に」などという意味合いで使われている言い回しです。
元々は「矢の先っぽ」を示す語句として使われていた「矢先」という語は、「あることが起こり始めるちょうどその瞬間に」あるいは「間髪入れずに」などというニュアンスで用いられており、併せてその時点で何が発生したのかについても明記しておかなければならないでしょう。
「思っていた矢先」を使った例文
・『先般いただきました次回の打ち合わせにおける希望日時について返答させていただこうと思っていた矢先に、御社から再連絡をいただいてしまった次第でございます』
・『今期の夏季休暇申請を提出しようと思っていた矢先に、同僚から夏休みの計画について質問を受けてしまいました』
「思っていた矢先」の類語や言い替え
・『ちょうどその時に』
・『頭に思い浮かんだと同時に』
・『ある考えが頭によぎるや否や』
まとめ
「思っていた矢先」とは、ビジネスメールや敬語での文章などにおいて「思い立った折に」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを十分理解した上で、その時の場面や状況などに応じて丁寧に使いこなしましょう。
