「介入」と「仲介」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「介入」と「仲介」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「介入」「仲介」の違いを分かりやすく説明していきます。

「介入」とは?

「介入」「かいにゅう」と読みます。

「介入」は、「当事者以外の者が入り込むこと、争いやもめごとなどの間に入って干渉すること」です。

「干渉」には、「他人のことに立ち入り、自分の意志に従わせようとすること」という意味があるため、第三者が、当事者を自分の意思に従わせようとするとき、「介入」と呼びます。

国際法においては、「一国が他国の内政や外交に、その国の意思に反して介入すること」です。

ある国の紛争に、当事者でない国が横やりを入れて、自分の都合のいいようにしようとするとき、「第三国が介入する」などという文章にできます。

「仲介」とは?

「仲介」「ちゅうかい」と読みます。

「仲介」は、「当事者双方の間に立って、便宜を図り、事をまとめること」です。

誰かと誰かが何かをしたいと思うとき、その間に立ち、まとめ役をすることを、「仲介」と呼びます。

家が欲しい人、売りたい人の間に入り、まとめ役をするのが「不動産仲介業者」になります。

「介入」と「仲介」の違い

「介入」「仲介」の違いを、分かりやすく解説します。

「介入」は、「当事者以外の者が入り込むこと、争いやもめごとなどの間に入って干渉すること」です。

一方で、「仲介」は、「当事者双方の間に立って、便宜を図り、事をまとめること」です。

どちらの言葉も、当事者の間に入るという共通点があります。

しかし、「介入」は、「第三者が干渉すること」を意味するのに対して、「仲介」は、「間を取り持つこと」を意味するという違いがあります。

「介入」の例文

・ 『国際紛争に対する、第三国の介入は許されない』
・ 『警察は、民事不介入の原則がある』

「仲介」の例文

・ 『喧嘩をしたカップルの、仲介役をすることになった』
・ 『合併を目指す、2社の仲介を担当する』

まとめ

「介入」「仲介」の違いについて見てきました。

2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。

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