「会計」と「決済」はどちらも金銭に関わる言葉ですが、意味が異なるため区別して理解しておく必要があります。
この記事では、「会計」と「決済」の違いを分かりやすく説明していきます。
「会計」とは?
「会計」は「かいけい」と読む言葉で、「金銭の収支や財産の増減などを貨幣数値によって記録、計算、報告する行為」または上記に関する制度や従事する人を意味します。
また、「代金を支払うこと」「勘定」という意味で使われることもあります。
漢字の「会」には「出会う」「集まる」「数える」といった意味があり、「計」には「はかる」「くわだてる」等の意味が含まれています。
「決済」とは?
「けっさい」と読む「決済」は、「代金や商品、証券などの受け渡しによって、売買の取引を終了すること」を意味します。
「決」は「最終的に定める」「きっぱり」などを表し、「済」は「すくう」「済ます」といった意を示します。
「会計」と「決済」の違い
「会計」と「決済」の違いを分かりやすく解説します。
「会計」は「金銭の収支や財産の増減などを、貨幣の数値によって記録したり計算したり報告したりする行為」もしくはその制度のことを指します。
また、「会計」業務に従事する人のことを指す場合もあり、この意味においては「会計係」などのように表現することもあります。
そのほか、「会計」には「代金を支払うこと」という意味もあり、「会計を済ませる」「お会計をお願いします」のように使用されます。
一方、「決済」は「代金や商品などの受け渡しによって売買取引が終了すること」を意味し、「商品やサービスなどの代金を支払うための行為や手続きなど」を指す場合もあります。
現金で支払うことを「現金決済」、クレジットカードで支払うことを「クレジットカード決済」、電子マネーで支払うことを「電子マネー決済」などと呼びます。
まとめ
「会計」は「金銭収支や財産の増減などを貨幣数値によって記録、計算、報告する行為またはその制度など」を示し、「決済」は「代金や商品などの受け渡しによって売買取引を終了すること」を示します。
「会計」が「代金の支払い」という意味で使われる点もチェックしておきましょう。
ぜひお金にまつわる言葉を知る参考にしてください。