「通商」と「貿易」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「通商」と「貿易」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「通商」「貿易」の違いを分かりやすく説明していきます。

「通商」とは?

「通商」は、「つうしょう」と読みます。

漢字で記載されたこの言葉を目にすれば分かる事でしょうが、とおるや行き来する等の意味を有する「通」の漢字に、あきないとかしょうにんという意味の「商」の漢字を合体させる事で誕生した言葉となっています。

故に「通商」とは、外国と商取引をする事を示すのです。

「貿易」とは?

「貿易」は、「ぼうえき」と読みます。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事ですが、商うやかえるという意味を持つ「貿」の漢字に、かわるやとりかえる、占いという様な意味がある「易」の漢字を付け加える事で成立した言葉となっているのです。

だからこそ「貿易」は、国際間の商品取引とか、互いに財貨を交換する形で取引を行う事を意味します。

「通商」と「貿易」の違い

「通商」「貿易」の違いを、分かりやすく解説します。

「通商」「貿易」の漢字表記を見比べると、使用している漢字も読み方もまるで違う言葉同士であると、直ぐに気付く事が出来るものです。

しかしどちらも、外国と商取引を実施するという同じ様な意味を持っています。

とはいえ似た意味でも、「貿易」の方が「通商」よりも一般的な言葉として広く使われているので、「貿易」を使った方が相手に意味が通じ易いという面があるのです。

「通商」の例文

・『日本とアメリカの間で日米通商条約が結ばれたのは、1858年です』
・『日本は現在、様々な国と通商関係にあります』

「貿易」の例文

・『日本は、アメリカや中国との貿易が盛んな国です』
・『彼は貿易会社を経営しています』

まとめ

二つの言葉には同じ漢字は用いられておらず、読み方も似ている訳ではありません。

ですがどちらも、海外の国との商取引を意味する言葉であり、同じ様な意味合いを所有している点が厄介だったりするのです。

ただし「通商」よりも「貿易」の方が使用頻度が高い言葉なので、迷ったら「貿易」を選んだ方が、相手に意味が通じ易いと言えます。

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