正しいビジネス敬語なのか、確認したくなるひと言もあるものです。
「心から尊敬しています」の適切な使い方と類似表現を調べていきましょう。
「心から尊敬しています」とは?
この場合の「心から」は心底そう思っていることを示しています。
偽りのないことを伝える、丁寧な言い方です。
また「尊敬しています」はリスペクトの心情をあらわしています。
そのため「心から尊敬しています」で深いリスペクトの気持ちをあらわす、丁寧な文です。
「心から尊敬しています」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
産休や育休でお休みする先輩に、メッセージカードを手渡したいことがあります。
また部署異動の先輩や上司に、お礼の気持ちを添える手紙を渡したいことも。
花束やクッキーの缶に添えて、気持ちを添えたい時に思い浮かぶのが「心から尊敬しています」というひと言です。
尊敬は従いたくなる模範的な行動を見た時に使う言葉なので、優れた行いをしている方にはなむけの言葉を送りたい時に用いていきましょう。
一方で通常業務の時に「心から尊敬しています」を使うと、二枚舌に聞こえてしまいます。
見え透いた嘘と思われないよう、大切なシーンに限定して使うようにしましょう。
「心から尊敬しています」を使った例文
・『部長の仕事ぶりを、心から尊敬しています。今までありがとうございました』
・『いつも明るく元気いっぱいの先輩、心から尊敬しています』
「心から尊敬しています」の類語や言い替え
似ている言葉に「心より尊敬しています」があります。
「心から」は口語、「心より」は文章でよく用いられる言葉なので、丁寧に伝えたい時は「心より」に整えていきましょう。
言い替えに「ともに過ごした日々を忘れません」や「温かいご指導をいただき、ありがとうございました」があります。
まとめ
「心から尊敬しています」を解説しました。
敬語の基礎を知っておくと、どのような状況になっても落ちついて業務に取り組めます。
敬語の基礎体力を鍛えて、ビジネス力を上げていきましょう。