この記事では、「諸事情をご賢察のうえ」について詳しく紹介します。
「諸事情をご賢察のうえ」とは?
諸々の事情を察してほしいという意味のフレーズです。
そのうえで、何かしてほしいとお願いする場合に用いられます。
「諸事情」は「様々な都合、諸々の理由」といった意味があり、物事の事情や理由が複雑で説明しにくかったりあまり詳しく説明したくない場合などに用いられるものです。
「ご賢察」は、相手が察することを敬った言い方になります。
明らかにされない事柄について推し量るという意味で用いられます。
「諸事情をご賢察のうえ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「諸事情をご賢察のうえ」は、ある事柄について事情や理由を詳しく説明したくない場合に用いられるフレーズです。
あまり詳しくきかないでほしいというニュアンスも含まれています。
また、ビジネスシーンではネガティブなことが起きた場合に用いられることが多く、不祥事を起こしてしまったとか人が亡くなったなどの事情が考えられます。
予定していたイベントが中止になったり、発売するはずだった新商品を延期しなければいけなくなった等の理由もあります。
客や取引先など目上の人に対して用いることができるフレーズです。
「諸事情をご賢察のうえ」を使った例文
・『諸事情をご賢察のうえ、ご協力いただきたくお願い申し上げます』
・『諸事情をご賢察のうえ、ご理解くださいますようお願い申し上げます』
「諸事情をご賢察のうえ」の類語や言い替え
「諸事情をご賢察のうえ」には、「諸事情により」や「諸事情をご高察のうえ」などの言い替え語があります。
「諸事情により」は諸々の事情があることを伝えていますが、推察してほしいという意味は含まれていません。
「ご高察」も相手が推察することを敬う表現なので、「ご賢察」に言い替えることができます。
まとめ
「諸事情をご賢察のうえ」は、諸々の事情を察してほしいという意味のフレーズです。
そのうえで何かをしてほしいとお願いする場合などに用いられます。
