この記事では「かねてよりご相談しておりました」について解説をします。
「かねてよりご相談しておりました」とは?
前から話していた、という意味です。
「かねて」には前からという意味があります。
「より」は動作や作用の起点を表します。
「ご相談」の「ご」は、その行為を受ける人に対して敬意を表すものです。
他人に対する行為を表す語について、その人に敬意を表します。
「ておりました」は「ていた」の丁寧な表現です。
「かねてよりご相談しておりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、過去から現在までの間に何かを相談していて、その事柄を話題に出すときに用います。
この後には、相談していた事柄を具体的にあげます。
この言葉だけでは、何を相談されていたのか聞き手が理解できない場合があります。
具体的にあげれば、その内容を思い出してくれるでしょう。
たとえば、ある地域に出店をしたいと相談をしていたとします。
その場ではすぐに答えが出ない事柄なので、しばらく時間をおいていたのです。
その事柄について再度話し合いたいので、前に相談をしていた人に声をかけてみました。
その際に、「これから話すことはこういったことです」と知らせるために、このようにまず伝えます。
「かねてよりご相談しておりました」を使った例文
・『かねてよりご相談しておりました○○ですが、決定いたしました』
「かねてよりご相談しておりました」の返答や返信
この後に伝えられる事柄によって対応の仕方が変わります。
相談していた事柄が解決したというのなら、相手にとって望ましいことでしょう。
望ましいことがあったときには、喜びの気持ちを伝えてみてください。
残念な結果であったときは、相手の気持ちに寄り添った対応をするとよいでしょう。
相談をしたい事柄があるようなら、その話を聞いてあげてください。
以前にも同じような事柄がでているはずなので、だいたいの内容は理解しているでしょう。
まとめ
この言葉は、過去のあるときに何かを相談していて、その事柄を話題に出すときに用いるものです。
いきなり何かを話しても相手は理解できないので、こういった言葉で前置きをしてみてください。